
WikiImages / Pixabay
2017年3月19日、ボクシング界に悲報とも言えるべきことが起こりましたね。南方です。
タイトルを見てわかる通り全階級で1番強いパウンドフォーパウンド1位のローマンゴンサレスが判定負けしてしまいました。
これにはショックで膝から崩れ落ちるような気分でした。
なぜなら最強が最強でなくなってしまったからです。
同じ日に行われたゴロフキンの試合がどうでもいいくらいの衝撃でした。
もちろんいつかそんな時が来るだろうと思っていました。しかしその相手は我らが日本人で世界王者の井上尚弥がやってくれるだろうと信じていたからです。
今回の記事は最強王者ロマゴンことローマンゴンサレスがなぜ負けてしまったかを振り返るとともに井上尚弥との試合はどうなったか更新していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
最強王者ローマン・ゴンザレスはなぜ負けた?
気になる相手はシーサケット・ソー・ルンビザイ
相手はタイのシーサケット、彼の戦績は46戦41勝(38KO)4敗1分
対するロマゴンは46戦46勝(38KO)無敗
2人ともかなりを試合数をこなしておりもはやベテランの域、年齢もロマゴン29歳シーサケットは30歳と同年代になります。
挑戦者のシーサケットは38KOとかなりのKO率をほこるファイターで一発の怖さは確かにありましたがその性質上前へ前への選手だったので試合巧者のロマゴンには通用しないと思われていました。
予想も7:3でロマゴン有利とされていました。
井上尚弥選手も試合前のコメントでこう言ってましたね。
ただシーサケットは敗北こそ多いですがその敗北のほとんど(3敗)はデビューしたてのころに喫したものその中のひとつには現世界IBFライトフライ級王者の八重樫東も含まれています。
その後当時世界WBCスーパーフライ級王者佐藤洋太を破り王者へ
かませ犬と思われていた選手は経験を積んで世界チャンピオンになるまで強くなりました。
1度防衛したあと王者から陥落してしまうんですがそれもカルロス・クアドラス(37戦35勝27KO1分1敗この頃は無敗)というむちゃんこ強いやつでこれもまさかの負傷判定負け、試合が続いていたら結果は逆だったなんて声もあるのでシーサケットは強かった。
しかしカルロス・クアドラスを破って4階級制覇したのがロマゴン
そして八重樫東に勝ったのもロマゴン
つまりロマゴンは自分が負かしたやつが負かしたやつとの対戦でした。
気になる試合内容は
1R開始早々シーサケットはがんがん攻めます。
合わせるロマゴン、これは打ち合いになるかと思った矢先にシーケットの右がロマゴンを捕らえダウン
しかし慌てて立つようなことはせずしっかりカウント8まで休んで立ち上がる。ここらへんはさすがだと思いました。
そこで第1R終了
それ以降は試合巧者であるロマゴンのペースでした。3R目、6R目と偶然のバッティングによりロマゴンがまぶたの上をカット
ただ本当にそれくらいの印象でした。
シーサケットは序盤から飛ばしていたので明らかに疲れが見えまたアマ出身でもあるロマゴンはパンチを当てるのが上手くポイントをどんどん取っていくように思えたが・・・
試合結果
倒しきれはしなかったがロマゴンかなと思っていたら判定は
2-0(113-113・114-112・114-112)でシーサケットの勝利となった。
これには会場がどよめいていました。
ただ判定をきいたあと喜ぶシーサケットにロマゴンは歩み寄りすぐ抱き合っていたのは印象的でした。
偉大なる選手というのはこういうところも素晴らしいんですね。
ゲスト解説していた井上尚弥選手は呆然とし「言葉がみつからない」とコメントしていました。
ロマゴンも勝ったと思ったし再戦をしたいと語っていましたしシーサケットも再戦すると言っていました。
リターンマッチはいつになるでしょうか
ロマゴンはスーパーフライに向いていなかった?
軽量級最強そしてパウンドフォーパウンド1位のローマン・ゴンサレスはもしかしたら階級の壁にぶつかっていたのかもしれません。
前回ロマゴンがWBC世界スーパーフライ級王者になったカルロス・クアドラスとの一戦
結果を見るなら3-0と大差の判定勝ちだったんですが試合後のロマゴンの顔はパンパンに腫れ上がり今まで完全に試合を支配していた彼の姿はありませんでした。
衰えなのか階級の壁なのか・・・たった2キロなんですけどね。
このカードも再戦が望まれていたけどロマゴンの敗北によりどうなるか
井上尚弥VSローマン・ゴンザレスはどうなるか
日本だけではなく世界でも望まれていたこの対戦
井上選手はことあるごとにロマゴンとはいつやるのか?また勝敗は?など常にロマゴンについて聞かれていました。
本人もやるならスーパーフライで、ロマゴンに勝ってスーパーフライで最強になりたい。と言っていました。
ロマゴンにも前回のクアドラス戦後、井上との試合について聞かれていました。
井上とやることは名誉なことだしいつでもどこでもやるよ。井上の家でもいいよなんて言っていましたが今回の敗北により遠のいたのは間違いありません。
まずロマゴンは今回のシーサケットとの再戦、今回は疑惑の?判定だったのでおそらく早めの再戦になるでしょう。
これに勝って世界王者に返り咲いたとしても次はクアドラス戦を挟むかもしれません。
一方井上尚弥は2017年までスーパーフライでと言っていたので年末にロマゴン戦を考えていたのでしょう。ロマゴンは帝拳とマネージメントしているので日本開催で、マディソン・スクウェア・ガーデンやMGMグランドガーデンアリーナでやってほしいけどイヤそれは置いといて
ロマゴンは負けてしまったので再戦2つやるとしたら井上とはできなくなってしまいます。
井上尚弥との試合を実現させるには
井上尚弥は5月に世界戦を控えています。
相手はまだ未定なんですがこれにロマゴンをねじ込むか、イヤさすがにそれは僕も言っていてありえないとわかっています。
これに勝ったとしたら夏にまたやってその後は年末まで試合は行わないでしょう。
なのでここに向けてロマゴンに調整してもわらい挑戦者としてむかえるかなんですがこれはさすがに納得しません。誰がって世界中のボクシングファンが
ロマゴンはやはり象徴的な存在なので王者としてぜひ統一戦として戦ってほしいです。
それには夏ごろ他団体はスケジュール的にはムリだと思うのでまたWBCでリターンマッチをし王者になって年末井上と統一戦してほしいですね。
井上尚弥は気合を入れろ
みんなの目標でもあり最強であったロマゴンが敗れたのは井上にとってかなりショックだったのではないか、なのでここはかなり気合を入れてもらいたい。
ここで目標を見失ったからという理由でモチベーションを落としつまらない敗北だけはやめてほしいです。
井上はシーサケット、クアドラス、ロマゴンと全員倒していくくらいになってほしいですね。まあたぶん階級上げるだろうけど
階級上げたら山中慎介との対戦もあるんですかね。
まとめ
今回はローマン・ゴンザレスという最強の世界王者が敗れるという記事でした。
この記録はぜひ井上尚弥選手に作ってもらいたかったんですがそう言ってもしょうがありません。
スーパーフライなら井上がイケると思っていたんですが・・・
ただロマゴンが偉大な選手であることはかわりありません。
井上選手との試合がどうなるかわかりませんがぜひ戦ってほしいですね。
今回は判定負けしましたが未だにKO負けはしていません。
これを井上選手に果たしてほしいです。
ちなみに冒頭でちらっと書いたゲンナジー・ゴロフキンVSダニエル・ジェイコブスはゴロフキンの判定勝ちでした(3-0)
主要3団体のミドル級絶対王者の彼がKO勝ちじゃないのも珍しいですね。
コメントを残す